阿波むすめの子育てブログ
キラキラしてない二児の母の、ホンネ
妊娠・子育て

子育ては鎖を縛り付けられている。ショッピングモールで見た、赤ちゃん連れの辛さを思う

こんにちは、阿波むすめです。

昨日ショッピングモールで、ベビーカーに赤ちゃんを乗せているママを見かけた時のこと。

イスもない、人通りの多い通路の柱の陰で、赤ちゃんに煎餅をあげていました。

おそらく赤ちゃんにぐずられて、ここで止まって食べさせるしかなかったんだと思う。

美味しそうに煎餅を頬張る赤ちゃんとは対照的に、ママの澱んだ顔。疲れ切った表情で、わが子を決して温かくはない目で、焦点もあわず、ただ機械的に煎餅を与え続ける。

わかる、わかりすぎる。

当時の自分が一気によみがえってきた。全身に鉄の足かせをくくりつけられて身動きできないかんじ。

気晴らししにきたのに、気晴らしにならない。常に気が張っていて、ドーナツ1個さえも落ち着いて選べない。

はたから見ると、”赤ちゃん連れてショッピングをする幸せど真ん中のママ”なんだろうけど、違うのよ。たまらなく苦しいのよ。そうは言わせてもらえないことが苦しすぎるのよ。

誰かに言われたわけでもないのに脳内で「好きで産んだんだろ」と世間の声がハウリングする。

早く寝てくれ、煎餅食べたら寝てくれ。なんなら帰りの電車も寝ててくれ。そんなことを必死に願うのだ、楽しいはずのショッピングモールで。

当時のことがフラッシュバックしながら、一つはっきりと思ったことがある。

私はわが子がどんどん大きくなって赤ちゃんではなくなっていくことが寂しくて、「あの時の可愛さに戻ってほしい」と思うことがあるのだけど

「あの時の精神状態にはぜったい戻りたくない」

そう思った。今でこそ、ベビーカーも抱っこ紐もなく出かけられ、バカでかいマザーズバックを持つこともなく、普通のトイレに入って子どもを立って待たせてられるし、エレベーターやミルクを飲ませる場所を探さなくてよくなった。

実母同伴で赤ちゃんと出かけているママを羨ましがることもほとんどない。

それでどれだけラクになったか。

今でも、4歳と2歳を連れて出かけるのは正直しんどい。自分の買い物は落ち着いてできないし、エスカレーターもしっかり手を繋いで足もとに気を付けなくてはいけないし、子どもが床に座り込んだり(汚い)、トイレの便器を触ったり(めちゃくちゃ汚い)、やっとの思いでレストランに入っても食べ物で遊びはじめたりすると鬱陶しくてしょうがない。

阿波むすめ

こんな顔して子どものこと見てるよ・・・

それでも、当時よりは足かせが軽い。少なくとも足に縛り付けられてはいなくて、ちょっと離して「ついてこい」ぐらいの余裕がある。夫に子どもを任せられるようになったのも大きい。

家族全員で出かける必要もないと思っていて、二手(娘・夫チーム、息子・私チーム)に分かれて行動することも多い。これが結構良い。目の前の子の人数が2から1になったとたん、めちゃくちゃラクに感じるマジックが起きる。

出先で別行動したときも同じ現象が起きる。家族でもずっと一緒にいると疲れるから、ふと人数を減らしてみる。

だからぜひおすすめしたいのが、ママ・パパ・子で一緒に出かけたとしても、小一時間でも パパ&子 と ママ に分かれてみることだ。ママの背中にきっと羽が生える。

子のお世話になれていないパパだとママは心配で買い物どころじゃないだろうけど、水分補給とうんちのオムツ替えだけできれば子は無事です。

一番気楽なのは、任せられる実母と一緒にお出かけなんだろうな~(やっぱり憧れ)。

そんなことをショッピングモールで見かけたママを見て勝手に連想しまくる私でした。よけいなお世話!

母業5年目。まだまだしんどい。

いろんな鎖、携えてます。でも比較的つけ外し自由。
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