阿波むすめの子育てブログ in TOKYO
新米ママに寄り添う「こんなときどうする?」を届ける、リアル体験記
妊娠・子育て

【体験記】コロナ禍での出産を迎える不安なママさんへ 立会出産・面会が一切禁止でも乗り越えられた5つのヒント

こんにちは、阿波むすめです。

2020年11月26日に第一子を出産しました。

コロナ禍真っただ中での出産だったので

夫の立会出産も、産後の入院中の面会も、一切禁止。

妊婦検診も夫は一度も同行できませんでした。

こう書くと、つらい妊娠・出産のように聞こえますが

私はそうは感じていません。

コロナのおかげでプラスに捉えられることがあったからです。

今回の記事では

コロナ禍での出産をひかえたママさんたちの不安が

すこしでも和らぐような5つのヒントを送りたいと思います

  1. 面会できない分、赤ちゃんの姿を夫に見せたい一心で、写真と動画をたくさん残せた
  2. 他のママにも面会者が来ないので、大部屋でも病室が騒がしくなかった
  3. 精神的に強くなった
  4. 出産も入院も「赤ちゃんと二人で頑張っている」という一体感が生まれ、愛情が一層増した
  5. 妊娠中、コロナへの感染リスクを避けるため在宅勤務にしたことで、体調が悪い時期も自宅で落ち着いて仕事ができ、収入が安定した

赤ちゃんの写真と動画をたくさん残せた

これは一番メリットに感じていることです。

赤ちゃんは毎日顔が変わっていきますし

生まれたてのときしかしない、胎児っぽい動きもあります。

阿波むすめ

わが子の「今しかない瞬間」を

夫が見られないというのはさみしすぎる!と思い

生まれた直後から必死に写真と動画を撮りました

夫が喜んでくれたのはもちろんですが

退院後、私も写真と動画をみて当時の様子を振り返ることができ

何度も思い出しては感動しています。

面会ができていたら、こんなには撮っていませんでした。

そしてこんな副産物も・・・↓

阿波むすめ

「授乳しながら食事しながら撮影」というワザを入院中に習得したおかげで

自宅でも授乳しながら食事・ブログが難なくできて助かっています♪

面会者が来ないので病室が騒がしくない

これは本当に助かりました。

大部屋なので他のママ・赤ちゃんの声や物音は覚悟していたのですが

阿波むすめ

これが想像以上にきつい・・・

産後は信じられないくらい体力がありませんし、気持ちが繊細です。

そして普通の入院とちがって、2~3時間おきの授乳と

毎日いろいろと助産師さんから子育て指導があるので、なかなか休めません。

やっと休める!ってときに、わが子と他の赤ちゃんの泣き声。

阿波むすめ

産んだ後もめちゃくちゃしんどいやん・・・

ここにもし他のママたちの面会者が来ていたら

うるさくて気が狂っていたかもしれません。

自分の家族が来てくれたときの安心感や

赤ちゃんを会わせることができる喜びと引き換えに

休む時間をゲットできたと思っています。

精神的に強くなる

そうは言っても、一人で出産に立ち向かうのはとても不安でした。

阿波むすめ

初産だし、何時間もかかるお産に一人で耐えられるかな…

出産が近づくにつれ不安は大きくなり

夫に弱音を吐いて涙が出るときもありました。

それでも女性は強いんですね・・・というか、強くならざるをえない。

「一人での出産=つらい」という意識を変えていこうとする自分がいました。

  • 長い子育ての中で考えたら、出産は一瞬
  • 病院ほど安全な場所はないから、夫がいなくても安全面は心配ない
  • いま世界中のママたちも一人で産むんだ
  • 夫が立ち会ったら、壮絶な姿を見てドン引くかもしれないから、見られずに済んでいいかも

こんなふうに意識を変えていくことも

母親になる準備のひとつだったんだと思います。

気づけば

阿波むすめ

初産なんて人生で一度しかないから

せっかくだから楽しんでくるね!

と夫に話すまでになっていました。

それでも怖かったですけどね・・・そもそも出産自体が怖い。

「陣痛ってどんなかんじで始まるんだろう」

「どれだけ痛いんだろう」

陣痛が始まる夢や出産がうまくいかない夢を見て飛び起きて

なかなか寝られない日々もありました。

そんなとき出産経験のある姉からこんなことを言われました。

阿波の姉

初めてのことで、心配するのも無理はない

でも、人類史上で、古代からずっとヒトは生まれて産んで死んでいくのを繰り返してるんやから

今は『産んで』のところをやってると思ったら

みんなやってることやからイケるわって軽く思えたよ

阿波むすめ

たしかに・・・!(なんか話が壮大!)

世界中の人の数だけ、出産成功例があると思えました。

阿波むすめ

こんなふうにだんだん精神的に強くなっていく期間が

母親には準備されてるんだな

それが10カ月の妊娠期間なんだな

そしていざ陣痛がきたときには、もう一人で産む覚悟ができていたし

痛すぎて、これからしばらく一人なんだとか不安になる余裕がありませんでした!!

赤ちゃんとの一体感がうまれる

これは陣痛のときから今もずっと感じていることです。

陣痛がかなり強くなり、生まれる数時間前から

赤ちゃんがおなかの中で「ドンッ!ドンッ!」と蹴ったり頭突きをしているのが分かり

そこで初めて「この子、出てこようとしてるんだ」と感じました。

阿波むすめ

夜中の真っ暗な陣痛室で

ここにいるのはずっと一人だと思っていたのが

あ、赤ちゃんと二人だ」と気づきました

ここにもう一人誰かいたら、「赤ちゃんと一緒」という感覚は薄まっていたと思います。

そして無事に生まれてきてくれて、生まれた瞬間は放心状態でしたが

入院中、わが子を見るたび「二人で頑張ったよね」と一体感を感じ

授乳とか指導とかけっこうハードなので

面会がない分、さらに「二人で頑張っている感」が強くなっていきました。

私の中ではわが子と一生の絆ができたように感じています。

妊娠期間を在宅勤務で過ごせた

コロナ禍で働く妊婦さんのために、こんな措置があります。

                                   出典:厚生労働省HP

働く妊婦さんが、職場や通勤でコロナへの感染を不安に感じる場合、

医師発行の書類とあわせて会社に申し出れば、

会社は在宅勤務や休職などの適切な措置をとらなければならないという、国からのお達し。

「医師発行の書類」は私が通う病院では2,200円(税込)でした。

私はこの措置を利用し、勤務先に完全在宅勤務を申し出て

産休に入るまでずっと在宅勤務をさせてもらいました。

おかげで体がつらい妊娠初期や後期を自宅で過ごせて

かつ、収入も安定したので、まさに災い転じて福となすでした。

阿波むすめ

在宅勤務ができるかどうかは仕事の内容によるので

すべての働く妊婦さんにあてはまるわけではありませんが

休職ではなく出勤の制限(例えば週2出勤・週3在宅)も申し出ることができます。

ご家族・主治医・勤務先とよく相談されてみてください。

国が認めている措置なので、会社にビクビクする必要はないですよ!

コロナ禍で出産するママさんへエール

これから出産に立ち向かうママさんへ。

ご家族が立ち会えない、面会もできないのは

本当に不安で残念だと思いますが

誰よりも近くに、赤ちゃんがいます。

生まれる前は赤ちゃんのことは頼りないと思うかもしれないけれど

生まれてくるとき、その命の強さを思い知ります。

ママと赤ちゃんの二人で頑張れちゃいます。

ご家族も、ママの近くにいたい気持ちをこらえて

二人の無事の帰宅を心から待ってくれています。

これまでお話ししてきたことは

私なりのプラス思考と開き直りをフル活用した結果です。

すこしでもママさんの不安が和らぎますように。

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