こんにちは、阿波むすめです。
臨月に入り、出産もいよいよ間近となった今
「いつ陣痛がくるんだろう」という不安とともにおそってきたのが
「出産後にやる手続きってなんだっけ…」というもの。
産後はとにかく体が疲れていて、待ったなしで育児が始まります。
そんな状況で、必要な手続きをイチから調べるのはしんどすぎるし
期限に間に合わない場合も。
不安を少しでも減らすため
私は出産前に手続きの方法を確認し、ノートにまとめました。
- 出産後にどんな手続きが必要か
- だれが、どこで、いつ、手続きするか
- 手続きに必要な書類
- 「出産育児一時金」のお得な受取り方
これを知っておくだけで
ずいぶんと不安が解消されて
出産のことだけに専念することができたから
要チェックだよ~!
出産後にやるべき手続き一覧
ママの状況によって、手続きやもらえる給付金が異なります。
ママのタイプ別 出産後手続き一覧
- 勤務先の健康保険に加入しており、産前も産後も働く→「仕事継続」
- 妊娠中・出産前に退職(退職後は夫の被扶養者or国民健康保険に加入)→「仕事退職」
- 専業主婦・自営業(夫の被扶養者or国民健康保険に加入)→「専業主婦」
手続き | 基本の支給額 | 仕事 継続 | 仕事 退職 | 専業 主婦 |
---|---|---|---|---|
①出産育児一時金の精算・手続 | 42万円 | 〇 | 〇 | 〇 |
②出生届の 提出 | ー | 〇 | 〇 | 〇 |
③児童手当の申請 | 月額 0~3歳 15,000円 3歳~中学生 10,000円 | 〇 | 〇 | 〇 |
④赤ちゃんの健康保険加入 | ー | 〇 | 〇 | 〇 |
⑤乳幼児医療費助成の申請 | 医療費の 一部 or 全額 | 〇 | 〇 | 〇 |
⑥出生通知書の郵送 | ー | 〇 | 〇 | 〇 |
⑦出産手当金の申請 (産休中給料が出ない場合) | 月給÷30×2/3 ×産休日数 | 〇 | × | × |
⑧育児休業給付金の申請 | 月給×67% 6か月以降は50% | 〇 | × | × |
⑨確定申告 (医療費控除) | *1 | 〇 | 〇 | 〇 |
⑩高額療養費の申請 (トラブル入院した場合) | 自己負担額を 超えた分 | 〇 | 〇 | 〇 |
⑪傷病手当金の申請 (トラブル入院した場合) | 月給÷30×2/3×(休んだ日数-3日) | 〇 | △ | × |
⑫確定申告 (所得税還付) | 納めすぎた 所得税 | × | 〇 | × |
⑬失業給付の申請 | 働いていた期間と賃金による | × | 〇 | × |
*1)(1年間に支払った医療費の合計額-保険金などで補てんされる金額-10万円)×人ごとの所得税率=戻ってくる金額
- 私は「仕事継続」なので、ここでは「仕事を継続する場合」の手続きについてお話しします
- 私は産休中も給料が出て出産手当金はもらえないため、ここでは出産手当金については書いていません。給料がまったく出ない or 3分の1以下しか出ない場合は、出産手当金がもらえるので、勤務先に確認しましょう
- 最後にご紹介しているおすすめ本に、ママのタイプ別での手続き方法が詳しく載っています
仕事を継続する場合の出産後手続きと方法
だれが | どこで | いつ(期限) | |
---|---|---|---|
①出産育児一時金の 精算・手続 | ママ | 産院・ 勤務先 | 妊娠中~ 退院後 |
②出生届の提出 | パパ/ママ | 役所 | 生まれた日から 14日以内 |
③児童手当の申請 | パパ/ママ | 役所 | 生まれた翌日から 15日以内 |
④赤ちゃんの健康保険加入 | パパ/ママ (収入が多い方) | 勤務先を通して 健康保険 | 出産後すぐ |
⑤乳幼児医療費助成の 申請 | 同上 | 役所 | 1か月検診までに |
⑥出生通知書の郵送 | パパ/ママ | ポストに投函 | 生まれた日から 14日以内 |
⑦出産手当金の申請 | ママ | 勤務先を通して 健康保険 | 産休開始の翌日~ 2年以内 |
⑧育児休業給付金の 申請 | ママ | 勤務先を通して 雇用保険 | 退院後 (準備は 妊娠中~) |
⑨確定申告 (医療費控除) | パパ/ママ (収入が多い方) | 税務署 | 翌年2/16~3/15 (準備は 1月~) |
⑩高額療養費の申請 | ママ | 勤務先を通して 健康保険 | 2年以内 |
⑪傷病手当金の申請 | ママ | 勤務先を通して 健康保険 | 2年以内 |
出産育児一時金は「産後申請方式」がお得
出産育児一時金とは
出産1人につき42万円が健康保険からもらえます(付加給付金がもらえる場合あり)。
手続き方法はこうだよ
- 出産前に「直接支払制度」or「産後申請方式」のどちらを利用するか選ぶ
- 「直接支払制度」を利用するなら利用可能か産院に確認する
- 勤務先から書類をもらい、記入できる箇所を記入し、入院時に産院へ渡す
出産育児一時金の「直接支払制度」とは
健康保険から産院へ直接支払う方法。
出産費用が支給額より多かった場合は、退院時に差額を産院へ支払い
支給額より少なかった場合は、差額が健康保険からもらえます。
申請手続きも産院が行ってくれて、産院へ支払う額が少額で済むため
直接支払制度を利用するのが一般的です。
(ほとんどの産院がこの制度を導入していますが、導入していない場合は、産前に自分で健康保険に申請手続きをする「受取代理制度」が利用できます)
私はあえて「直接支払制度」は利用しません!
下記の「産後申請方式」を利用します。
出産育児一時金の「産後申請方式」とは
いったん自分で出産費用の全額を産院へ支払い
産後に健康保険に申請し
後日健康保険から42万円を振り込んでもらう方法。
なぜ私がこの方式を利用するかというと
クレジットカードで支払って
ポイントをゲットできるから!
楽天カードなら約5,000ポイント!(出産費用50万円の場合)
何十万もの買い物はめったにしないので
こんなポイント大量獲得のチャンスを逃す手はありません✨
でも・・・
- いったん多額の支払いをしなきゃいけないし
- しんどい産後に申請手続きしたくない!
だいじょうぶ!
- 2週間~2か月程度で振り込まれるので損するワケではないし
- 産後の手続きはとても簡単!
- 勤務先から「産後申請方式」の書類をもらう
- 産院から「直接支払制度」の書類をもらう(直接支払制度を利用する場合も同じ用紙をもらう)
- 上記2つの記入できる部分に記入し、入院時に産院に渡す
- 退院時に書類を受け取り、領収証とあわせて勤務先に提出
これだけだよ!
どのみち出産したら
勤務先と色々な書類のやりとりをすることになるから
手間は変わんないか!
「出生届」「児童手当の申請」「乳幼児医療費助成の申請」は役所で一気に行う
産院から「出生証明書」を受け取ったら
この3つは役所で一気に行います。
(国民健康保険加入の場合は、「赤ちゃんの健康保険加入」も役所でできる)
ママは体力が回復しない時期なので
ぜひパパに行ってもらいましょう~
必要書類
- 出生届出書(産院でもらう出生証明書と一体になっている)
- 母子手帳
- 印鑑(認印でOK)
- 申請者の普通預金口座がわかるもの(児童手当の振込先)
- パパとママそれぞれのマイナンバーがわかるもの
- 本人確認書類(運転免許証など顔写真付きのもの)
- 「赤ちゃんの健康保険証」はまだ届いていなくても、後日コピーの郵送でOKな自治体が多い
- 国民健康保険の場合はパパ or ママの健康保険証
注意点
- 「乳幼児医療費助成の申請」は、先に勤務先に健康保険の加入を申請しておこう
- 必要書類と、児童手当の振込先として指定できる金融機関は、自治体ごとに異なるから、自治体HPで調べておこうね
検索例:「〇〇区 出生届」「○○区 児童手当」
出生届とは別!出生通知書の郵送
妊婦検診の受診票に、こんなハガキがついています。
これは出産後に
自治体の保健師・助産師さんに自宅へ訪問をしてもらうための
「赤ちゃん生まれたから来てね」という通知で、出生届とは別です。
妊娠中に記入できる部分を記入しておき
出産後に追記したら、産後14日以内を目安にポストに投函します。
産院が記入する箇所はありません。
「医療費控除」と「高額療養費」はまったく別の手続き
この2つは似て非なるものです。
医療費控除 | 高額療養費 | |
---|---|---|
申請する ケース | その年の 家族全員の 医療費が 保険金などで補てんされる金額を引いても10万円以上かかった場合 | その月の 医療費が 自己負担額を超えた場合 |
戻ってくる 金額 | 払った 税金の一部 | 自己負担額を 超えた部分 |
申請先 | 税務署 | 健康保険 |
- 「自己負担額」は所得によって異なるので、勤務先に確認する(国民健康保険の人は役所に確認)
- 事前に健康保険に申請すれば、病院では自己負担額を超える分だけを払えばOK
- いずれの手続きも、医療費の領収書が必要になるので、妊娠中からこまめに整理しておく(治療が目的でない美容などは対象外)
- いずれの手続きも、産後すぐに行うわけではないので、妊娠中から余裕をもって調べておけばOK
傷病手当金の申請
妊娠悪阻、切迫流産、早産、妊娠高血圧症候群などで
会社を4日以上休んだ場合、傷病手当金の対象となります。
私も切迫流産で休職し、傷病手当金を申請しました。
手続き方法や勘違いしやすいポイントをまとめたので
該当するかもしれない方はこちらもお読みください
ノートに整理し、夫婦で確認しよう
ここまで長々と読んでいただいたのですが
読むだけでは実際の手続き時に「で、結局どうするんだっけ?」と振り出しに戻ってしまいます。
自分なりにノートにまとめると頭の中でも整理できるし
いざ手続きするときはノートを見ればいいだけなので
とってもラクですよ~
また、パパが行う手続きも多いので
夫婦で一緒に確認することをおすすめします。
夫婦で一緒に確認することで
「出産準備も育児も夫婦でやるもの」という夫の意識がより強くなりました。
おすすめ本:「赤ちゃんができたら考えるお金の本」
妊娠・出産・育児でかかるお金や給付金について
わかりやすく解説されています。
私たち夫婦も、これを読みながら整理しました。
教育資金のことも書いてあるので
ぜひ手元に置いておきたい一冊。
手続き関係は、何が必要か自分なりにまとめておけば
本当に気が楽になります。
これを読んだママさんたちが、気持ちよく出産に専念できるよう
すこしでも助けになれば幸いです。
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