阿波むすめの子育てブログ in TOKYO
新米ママに寄り添う「こんなときどうする?」を届ける、リアル体験記
妊娠・子育て

育休中も専業主婦も、子どもを一時預かりに預けていい!罪悪感で預けられなかった葛藤

こんにちは、阿波むすめです。

子育てし始めて1年以上経ちましたが

娘が1歳になる直前まで、誰にも娘を預けたことがありませんでした(親族には頼れない状況です)。

病院や美容院に行く数時間、夫に見ていてもらったことはありますが

第三者に預けることは一度もないまま、1年が経とうとしていました。

子どもを預けられない理由は「罪悪感」

預けなかった理由は、子どもに悪いという「罪悪感」です。

育休中、つまり子育てのために休職しているのに、預けるなんて本末転倒。

そう思い詰めて人の手を借りずに子育てし続けた結果…

精神的に余裕がなくなり、夫婦喧嘩も増え、何もしていないのに涙が出てくるようになり

子どものことはとても可愛くて幸せなはずなのに、幸せを実感できなくなってしまいました。

この記事はこんな人に読んでほしい
  • 育休中/専業主婦(夫)だから、子どもを預けることに罪悪感を感じる
  • 子育てに疲れている自分を認められずにいる


私はこの2つに
苦しみました

毎日こんな精神状態の中、変わらず私に微笑んでくれる娘。

笑顔を向けられたとき「あ、私疲れてる」と感じてしまい、そこでふと気づいたんです。

阿波むすめ

この笑顔を100%受け止めてあげられないって

それこそ娘に悪いのでは…

このままでは娘も様子を察知して様子がおかしくなるし

私も幸せを満喫できず、夫にも当たってしまう。

子どもを預けないことって、実は家族全員にとって損なのでは?

罪悪感は、子どもを預けるときの「一時的な申し訳なさ」にではなく

家族が崩壊していくという「長期的な問題」にこそ向けるべきなのでは?と思うようになりました。

一時預かりを利用して得られたもの

そこで思い切って、区営の一時預かり施設に預けることに。

預けてみた結果、今ではこう思います。

それによって子どもにも夫にも自然と優しくできるので

預けることは子どもにも私にも夫にも良い、三方良しだと。

そして、子どもを預けることについて、私を責める人は誰もいませんでした。

阿波むすめ

実際、娘は預けた2回とも泣くことなく

とても楽しそうに過ごしてくれたようです

一時預かりに預けるまで

とはいえ、いきなり預ける決心ができたわけではありません。

阿波むすめ

子育て経験のある友達からは

「罪悪感なんて感じる必要ないよ~😉」とあっさり言われましたが

性格だからしょうがないんですよね💦

でもここで踏みとどまっているわけにはいかないので、少しずつステップを踏みました。

少しずつ進めたステップ

阿波むすめ

それぞれのステップで感じた手ごたえがあります!

ステップ
手ごたえ
  1. 保健師さんに「つらい」と電話で話し、預かり施設を複数教えてもらった
  2. 子どもと一緒に預かり施設に行ってみた
  3. 別の施設(②の施設に預けるのは少し不安だったため)に電話した
  4. ③の施設に行き登録用紙をもらい、中の様子を覗いた
  5. 子どもと一緒に子育て広場へ行ってみた
  6. 帰りに施設に寄り登録用紙を提出し、その場で予約した
  7. 子どもを預けることを周りに話した
  1. 保健師さんはインターネットでは見つけられない施設・情報も知っている
  2. 「人の力を借りよう」と思えた
  3. 複数の施設を聞いておいたおかげですぐに動けた
  4. 子ども達・保育士さん・室内が見え安心する
  5. スタッフが温かく迎えてくれ、一時預かりも勧めてくれる
  6. 予約を入れてしまえばあとは突き進むだけ!
  7. 人に話すことで、預けることを肯定してくれて自信が持てる

1週間近くかけて進めました。

阿波むすめ

少しずつだけど、確実に前に進んでたんだなぁ

子育て広場で楽しそうに遊ぶ娘

「預けていいんだ」と思わせてくれたおばあちゃんの話

大きな一歩となったのが、②の、子どもと一緒に行った施設。

区の施設ではなく、シェルター的なおばあちゃん家みたいな所(NPO法人)でした。

阿波むすめ

本当におばあちゃんがいて

あれこれ聞かず、ただ居させてくれました

気づくと私は「今まで罪悪感があって一度も預けた事がない。

夫婦だけでも無理すればできてしまうからここまで来てしまった」と泣きながら話していました。

するとおばあちゃんは

昔は近所みんなで子育てしてた。

近所に子どもを預けて出かけたりね。

でも今はそういう時代じゃなくなったでしょ、だからここを立ち上げたの。

親が一人で抱え込まないために私たちみたいなのがいるの。

罪悪感なんか感じなくていいのよ

そう話しながら、生後2ヶ月の赤ちゃんのお世話をしていました。

この子のママもしんどくなって、駆け込んできたそう。

迎えにきたママに出くわし、本当に疲れ切った不安な顔をしていました。

あぁ、わかるよ、辛いよね。

でも早くから人を頼る方法を取り入れていて素晴らしいなと感じました。

そして私も15分だけ一人で散歩させてもらうことに。

いつもは娘と歩く道。景色が違いました。

阿波むすめ

こういう時間を持つことは悪じゃないと思えたんです…!

そして一番の収穫は

ずっと脳裏に「一人になりたい訳じゃない、預けることは責任放棄したことになる」という意識があって

背負いこんでしまった結果、キャパオーバー。

親族を頼れる人達をうらめしく思い、自分の首を締め続け、それじゃ誰のためにもならない事に気づくのに一年かかりました。

急に心が晴れた訳ではなく、帰ってきて離乳食を吐き出す娘にイライラしてしまったけど、これでいいんだと思います。

イライラする、しんどい、この感情を認めることが私に真っ先に必要な事でした。

娘はめちゃくちゃ可愛いけど、しんどいものはしんどいのです。

思っちゃいけない感情なんてなく、”感情に押し潰されないために第三者を頼る”。

阿波むすめ

これがどんなに大切なことか

すぐに行動に移した方がいいんだと思い知りました。

ひとり時間の過ごし方

一人になった瞬間の身軽さ

預ける直前まで「この子はこれから私に置いていかれることを知らないんだ」

と思うと胸が締め付けられましたが

預けて、施設から出て歩き出した瞬間、体が嘘みたいにフッと軽くなり

阿波むすめ

「一人で歩くのってこんなに身軽だったっけ?」と驚きました!

周りに危険な車・人・物はないかビクビクしなくていい

✅ベビーカーで通れるか、段差はないかなど気にせず、狭い場所や階段を通れる

✅子どもが泣かないかヒヤヒヤしながら過ごさなくていい

それだけのことがこんなにも自由だったなんて、子育てし始めてから完全に忘れていた感覚。

私は母親でもあると同時に、一人の時間を過ごしていい、となりにいる人と同じ人間なんだと思いました。

ママのひとり時間、何する?

預けた時間は、1回目は2時間。2回目は3時間。

ひとり時間をどう過ごそうか考えました。

  • ランチ(子連れでは行きにくいお店)
  • マッサージ(足・手だけでも)
  • ヘッドスパ
  • 映画
  • 図書館
  • 一人カラオケ

迎えに行く時間も考えないといけないので、2回とも、ランチと図書館に。

家で寝ようかとも思いましたが、家にいたら家事をしてしまうので、無理やりにでも外出しました。

子どものお世話をしなくていいということは、手をギトギトに汚してもいい!ということでインドカレー♪

子連れでは行きづらい、静かなお店のマクロビオティックランチ♥

子どもがいつ起きるか気にしながら食べなくていい。

食べた後に子どもを見ながら洗い物をしなくていい。

こんな時間をくれた娘と、預けることに賛成してくれた夫に、感謝せずにいられませんでした。

図書館でもゆったりと自分のペースで本が読め、子ども以外の分野のものを読むのはとても新鮮でした。

阿波むすめ

次はヘッドスパとマッサージも行きたいな~

一時預かりを利用するポイント 

一時預かりを利用するにあたって、大事だと感じたことがあります。

  1. 家庭の中だけで解決しようとしない
  2. 一時預かり先も一人で探さない
  3. 一時預かりを利用することを人に話す
  4. 罪悪感を感じたまま預けて良い

家庭の中だけで解決しようとしない

私が子育てで頼れるのは夫だけなので

夫に頼んでひとり時間を過ごそうとすると

仕事を休んでもらうか、休日を子どもと二人で過ごしてもらうことになり

今度は夫への罪悪感を感じてしまうことになるんです。

家庭のキャパシティには限りがあります。

限りあるキャパシティの中で解決しようとすると、しわ寄せはそのキャパシティ内で移動するだけ。

我が家の場合は夫に移動するだけ。

その姿を見て私もしんどくなるし、代わりに家事やろう、帰ったら子どものこと全部やろうとしてしまい逆効果。

余裕がないときは、「お願いする」のも「ありがとうを言う」のもイヤなもの…。

一時預かりなら、お金を払うので、代わりに施設の人に何かする必要はないんです。

阿波むすめ

この対等な関係は精神的にすごく大事!

一時預かり先も一人で探さない

最初は一人で預け先を探していましたが

ただでさえ預けることに罪悪感を感じているので、今度は調べている行為に罪悪感を感じ始める始末。

そこで保健師さんを頼ったことで、自分では探せなかった施設を教えてもらえて

その施設のおばあちゃんのおかげで、自分の本音を認めることができました。

そして保健師さんも、私が行き詰まっていることを話すと

「ぜひ一時預かりを利用してください」と勧めてくれたので

スムーズに施設に連絡することができました。

一時預かりを利用することを人に話す

子育て広場のスタッフの方や、子育て中の友達に現状を話したことで

「しんどかったよね、よく頑張ったね」とねぎらってもらい

一時預かりを利用することを肯定してもらえました。

阿波むすめ

経験者はこんなにも理解してくれるもんなんだと驚くと同時に

とても安心したのを覚えています

罪悪感を感じたまま預けて良い

今も、罪悪感が全く無くなったわけではありません。

でも冒頭でもお話ししたように、一時的な罪悪感よりも

家庭が崩壊していってしまう長期的な危機にこそ目を向けなければいけないと思います。

一時的な罪悪感と引き換えに得られる「精神的・肉体的な余裕」は、長い子育て期間において一番大事なもの。

阿波むすめ

預けた瞬間の身軽さや、じんわり訪れる穏やかな感情が

罪悪感を和らげてくれますよー!

「育休中」「専業主婦」を子どもを預けない理由にしなくていい

育休中であることや、専業主婦(夫)であることを

子どもを預けない理由にしてしまっている人は案外多いと思います。

でもよく考えると、それは子どもには関係のないことなんですよね。

親が外で働いていようがいまいが、愛情を持って自分に接してくれることを一番望んでいます。

そのためには親が精神的・体力的に余裕を持っていることが必要です。

阿波むすめ

私のこの葛藤の記録が

子どもを預けるかどうか迷っているママパパの

一歩踏み出すきっかけになりますように✨

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